INTERVIEW
プログラミングの知識は
無かったものの、
カスタマーサポートなら働ける
と考えて応募しました。
MOE A.
カスタマーサポート
2016年5月 入社
2015年、新卒で大手保険会社に入社し1年間営業として従事。2016年5月、システムメトリックス社に入社。顧客対応の経験を活かしサポート部門でカスタマーサポートを担当。その後開発部門に異動、各チームの補佐とドキュメント(ユーザーマニュアル)等の整備・作成を担当している。
入社されて3年余りですが、前職はどんな仕事だったのですか。
入社前は生命保険会社で営業をしていました。
Aさんのイメージとは正反対の職業ですね。
そうですね、内定の報告をしたら「おまえに生保の営業が務まるのか?」と大学の同僚にも言われました。人と話すことが好きでしたし、どんな仕事でもやればできると考えていましたが彼らの危惧は正解でした(笑)
お昼休みなどを利用して担当営業先に訪問する毎日でしたが、なかなか成約まで辿りつけませんでした。
成約の可否にかかわらず、夜になれば会社に戻って業務整理をしなければならなくて……。帰宅時間は毎日10時超え、しかも月数回の休日出勤がありました。そんな日々が続くうちに、半年程度で転職を考えるようになりました。
転職活動は順調に進んだのでしょうか。
会社に退職の意思を告げてからは、有休消化期間を利用して活動しました。CADはまったく知りませんでしたが、高校時代からIT企業やパソコンを扱う仕事に興味があったので、その分野を中心に何社か訪問。その中のひとつが当社だったんです。大学では人間情報学を専攻し、情報デザインや情報システム、図書館情報学について学びましたが、具体的なプログラミングの知識はまったくありませんでした。でも受付の方の雰囲気の良さがとても印象的だったこともあって「カスタマーサポートなら、なんとかなるかもしれない」と考えて応募することに。そんな転職活動でも楽しく続けてこれたし、なんとかなるもんですね(笑)
具体的な仕事内容を教えてください。
電話とメールでお客さまからの質問や要望をお受けし、それに対応しています。できるかぎりチーム内で解決しますが、私個人だけで考えるとその数がまだまだ少ないです。そういうときは私に変わり、開発やパッケージの担当者に対応してもらいます。
電話とメールでの業務が大半の中、電話に関しては営業としての経験が少し役に立っているのかなと感じます。メールは電話以上に言葉勝負みたいなところがあるため、相手に対して失礼のないよう細心の注意を心掛けています。
これについては学生時代にやっていた「ノートテイク・ボランティア」の経験が役に立っているような気がします。「ノートテイク」とは聴覚障害のある学生も講義を受けられるように、先生の話をパソコンで要約筆記するボランティアのこと。先生の言葉を一字一句起すわけではなく、話の主旨を要約して伝えるのが特徴なんです。お客さまが仰っていること、自分が表現しなくてはならないこと、伝えなければならないことを瞬時に理解して、言葉に置き換える。この一連の思考と動作は、「ノートテイク」に通ずるものだと思います。
これから身に着けていきたいビジネススキルは何ですか。
サポート業務の効率化です。現在は問い合わせを受けたスタッフが判断をして、判断に困る場合は分かる人にアドバイスを受けて進めています。
新製品やバージョンアップ版がリリースされた直後は問い合わせの数が一気に増えるものです。先輩や同僚もそれぞれ案件を抱えているため、対応業務が渋滞してしまうことがあるんです。そういうときにマニュアルや対応ルーティーンを決めておけば、より迅速に処理できるはず。
この取り組みは、何よりお客さまの安心に繋がることですから、すぐにでもスタートさせたいですね。同時に、私自身もIJCADやCADの知識を今以上に高めようと思っています。
オフの時間はしっかりと取れるようになりましたか。
定時内での勤務を基本としながらも、最近は1、2時間程度残業することも。でも激務が続く前職と比較すれば夢のような勤務環境で、心も身体もかなり落ち着いています。入社してしばらく経った頃に、母から「笑顔が増えて顔色もよくなった」といわれました。自分では気づきませんでしたが「生保時代は元気もなく、うつむき加減」で心配していたようです。
休日は、よく図書館にでかけます。図書館司書の資格を学生時代に取得しました。子どものころから図書館が大好きで、そこに居るだけでわくわくします。
最近はCADコーナーに通いテキストを読み漁っています。できるなら自分で製図できるくらいにはなりたいですから。私以外に閲読する人もいないようですし、図書館のテキストはすべて私のものと勝手に決めています(笑)ちなみにCAD以外にも、小説や戯曲好きです。図書館は永遠に私の大切な場所ですね。